2014年01月10日

受刑者の高齢化

最高齢受刑者89歳、福祉施設と化す「刑務所」の現状
刑務官には「ヘルパー」としての負担ものしかかる
全国の刑務所で、入所者の高齢化が進んでいる。
全体数が平成18年をピークに減少に転じる一方、
65歳以上の割合は年々増加。現場では刑の執行に加えて、
入所者の介護という新たな業務が持ち上がっている。
再犯者の割合も深刻で、身寄りのない高齢者が刑務所に
舞い戻る悪循環が生じている。
“塀の中”は、さながら福祉施設の様相を呈している。
神戸刑務所(兵庫県明石市)「高齢者工場」
通路の端っこに、机といすを並べただけの簡素な
スペースがある。動く人の手はしわ深く、ぷるぷると
指先が震えている。車いすも目立つ。最高齢は89歳だという。
ここで65歳以上の受刑者が紙袋にひもをつけたり、
ヘアピンをケースに詰めたりしている。
いずれも力を必要とせず、簡単な作業だ。
居室棟の中に「工場」があるのは、足腰が不自由な入所者に
配慮し、移動の労を省くため。工場の定員は36人だが
「空きはないか」と問い合わせが引きも切らない。
25年11月末時点、同刑務所の入所者のうち65歳以上の
割合は11・9%。
全体の平均年齢は48歳で、わずか3年で3歳近く上がった。
21年からは転倒予防のための柔軟体操など高齢者専門の
プログラムも取り入れている。
高齢者工場にも出られず、病棟で介護を受ける入所者も
8人いる。
食事を口に運んで食べさせ、着替えを手伝うのも刑務官。
「本来の職務以外にこうした負担がどんどん増えている。
このまま高齢化が進むとどうなるのか不安だ」と
ある職員は漏らした。
法務省は「出所しても行き場のない高齢者が、軽微な
犯罪を起こして刑務所に戻るケースが多い。社会復帰の
環境づくりが急務だ」としている。

ある高齢の受刑者は、この年令で刑務所暮らしは
「情けない」と思うがこの暮らしに、なじんでしまっている
のも事実。定時に起床し、工場で作業し、眠る。
「ここには自由こそないが、安心感がある」と、
何ともいえない複雑な表情を見せた。
   ------------*----------*
こんなところにも「高齢化」があるのだと知ったニュースでした。
posted by ふみ at 16:29| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする