ふと何か用事を思いついて、あるいはずっと以前のことを
ひょっこり思い出して、行かなくては!という、強い意志で
出かけてしまうということがあります。
また、自分がいるところを自宅と認識できずに「家に帰る」
と、言ったり、何となく外の空気が吸いたい、歩いてみたい
と、思うのか出てしまいます。
いったん外に出ると、何の目的で何処に向かっているのかも
わからないまま、歩を進めています。
戻りたいと思うのか、思わないのか、もう道もわかりません。
疲れて、座り込んで親切な方に声をかけていただくとか
運良く、見回りの警察官に気を留めていただくか
他人様の敷地内に入って、見咎められて通報されるか
偶然、家族に見つけてもらうしか
おばあは家に戻れません。
その衝動は昼夜も天候も問わずです。
ラベル:認知症
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