様々なスクリーニング(ふりわけ)テストのひとつです。
9日のNHKためしてガッテンで、放映されていたものです。
このテストは影絵のキツネとハトを手で示し
10秒間でマネができるかどうかをみるもの。
アルツハイマー病の人たちは初期から脳の頭頂葉という
部分の機能が低下することが知られています。
この頭頂葉の機能のひとつが空間認知。
これは目で見た物体の位置や方向、形などを正確に
把握・認識する能力です。
つまり、この能力が落ちることでキツネやハトのマネが
出来なくなってしまうと考えられるのです。
---注意事項----
※模倣が出来なかった人に間違いを指摘しないで下さい。
本人を傷つけ、その後の治療、介護にも影響がでます。
※このテストだけで認知症かどうかは分かりません。
また「出来ない=認知症」でもありません。
記憶力低下など他の症状とあわせ、出来なかった場合、
認知症が疑われるということです。
病院を受診して医師の診断を受けてください。
《正式な手順》
1.テストをする相手と向かい合って座る。
2.「私の手をよく見て同じ形を作ってください」と一度だけ言う。
3.影絵のキツネの形を10秒間見せて真似をしてもらいます。
⇒右手でも左手でもOK!
空間認知を見るテストなので、一度形を示したら
「キツネ」や「ハト」「よく見て」とは言わないで下さい。
言語による指示は別の機能テストになります。
4.影絵のハトの形を10秒間見せて真似をしてもらいます。

詳しくはNHKのためしてガッテンのHPに行って、見てください。
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20110309
ラベル:認知症
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