続く避難生活で、環境の変化やストレスから徘徊がひどくなり、
一晩中歩き回って熱を出した人、外に行ってしまい凍死してしまった人。
ストレスから吐血や下血の症状が出て、入院した人。
軽度の人の方が症状が悪化しやすい可能性がある。
認知症は住み慣れた場所や顔なじみの職員によるケアが重要とされる。
とある。
認知症患者は自分がどこにいるかも、解らないようでいながら、
特別の嗅覚があって、自分を取り巻く環境は察知できる。
体調が反応する不思議・・・。
介護している人は、余計に気を付けてあげなくてはならないのですね。
これだけ高齢者社会と言われながら、認知症の防災対策が全く
できていなかった。と、専門家はいう。
今回の震災では、60歳以上が死者の6割を超えているが、認知症の
人も多かったはず、と、見る。
避難指示が出ても意味が理解できなかったり、道に迷ったりして、
逃げ遅れた可能性が大きい。
岩手、宮城、福島3県の認知症高齢者は推定11万5000人以上。
全国では200万人を超え、2040年には380万人超と、高齢者の1割を
占めると見られる
。しかし、認知症に目が行き届いた災害対策が整っているとは言い難い。
東大病院老年病科の飯島講師は、今回の震災で、問題点がたくさん
見つかり避難やケア対策の構築が急がれると指摘している。
管総理は今後30年のうちに、マグニチュード8程度の想定東海地震が
発生する可能性は87%と明言した。
防潮堤の設置や対策など数多くの問題が出てくるだろうが、
認知症患者対策も忘れないよう、関係者が声を上げていってほしい。
ラベル:震災
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