午前4時頃、居間のソファーで横になっているのを夫が見た。
今朝まだ体調が万全でない私は布団の中でぐずぐずとし、階下に
降りていったのは10時少し前。おばあの部屋は空っぽ。
食堂を見るとパンとバナナの食べた後、玄関の鍵が開いている。
庭を見る。------いない------
部屋で服を、げた箱で靴を確かめる。
薄着で出かけたようではない。
やはり風邪で寝ている夫に言い残して、
着替えて、携帯持って、自転車に乗って探し始めた。
以前に一人で出かけてしまった時のコースをたどる。。。。
デーサービスの前にも行ったがいない。以前、住んでいた家の
方に見に行こうと・・・その通り道に警察がある。
自転車を止め、思い切って階段を上って、長ーい警棒を持って
立っている方に恐る恐る声をかける。
「おばあちゃんが徘徊して、行方不明なんですが・・・」
「あれー今朝、保護された人がいたような気がするな・・」
一緒に署内に入り、内線電話でどこかに電話を入れてくれる。
「今朝、保護された人がいましたよね・・・・○○さん?」
「ハイ! おばあちゃんです」
3階の生活保安課に行く、大人しく座っている。
どこかのお宅の庭先にいて通報されて保護されたらしい。
私のことを「姉です」。
自分の名前は言えた。生年月日は不明。住所も電話番号も
言えない。旧姓と生まれ在所、父親の名前を言えたそう。
持っていたはずのバッグも無く、警察も手がかりが無く
問い合わせようとした市役所も休みで困っていたところだとか・・
引き取っていただいて結構です。と、言われて、おばあを
促すと「あら、もう帰るの?」
居合わせた方々に丁寧にご挨拶をして警察を後にする。
帰り道、「足が痛くて歩けない・・」
自転車の荷台に座らせて、ヨタヨタと引いて帰宅。
人の気も知らずに「あら、結構近いのねぇ」
家に着いて「トイレは大丈夫?」案の定失敗してた。
お風呂場に直行。熱いシャワーで洗い着替えさせてさっぱり。
転んでいた。膝に擦り傷とアザ。
本人は落ち込みも全く無く、部屋の片づけを始める。
飽きて庭に出て、落ち葉を拾ったりしだす。
もう、油断が無い。お願いだーよ! 少し、動かないで!
もちろん、言うことなど聞いてくれません。マイペースです。
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電話帳に、祖母の名前で今だ登録があったのでわかったとか・・・。
先日は、私のハンドクリーム食べてました<(* ̄∇ ̄)♪
お腹の調子は問題ないけれど・・・年末に大失敗を連続しておこし、母が大忙しでした。。。
ふみさんのお婆ちゃんの会話、笑うごとじゃないけど、丁寧な会話だからかなんだか笑ってしまいます(^^)
もちろん、実際では私も(-_-メ)となりますが(^_^;)