2008年01月29日

徘徊の行き先

警察から教えられた、おばあの発見場所。

なんと、他人様の家の中。
電話のメモをいただいたので、早速お礼の電話。
74歳の女性。

そのお宅の前は、自転車で通った所。

パトカーから降りた、おばあをお風呂に入れ、汚物まみれから
救い、お茶を飲ませ、食事をさせ、夫に見張りを頼み、迷惑を
かけたお宅にご挨拶に伺う。

そこの家は、1階がガレージ、急な外階段を上がり2階が玄関
その方の話によると、2階が台所など水周りがあり、今日は
ほとんど3階で過ごしていたそう。台所で作ったものも3階に
持って行き、食事をし、朝からトイレも使わなかったそうで。
午後1時過ぎに、トイレに行こうと洗面所のドアをあけたら
そこに、おばあが正座をして頭をうつむけていたそう・・
「どなたですか?」
「出て行ってください!」の言葉にも無反応。
怖くなって110番するも、慌てて110ではなく、10を
繰り返し通じなかったそう。表に出て、たまたま外にいた
測量士さんに家に知らない人が上がりこんでいるから追い出して
と、頼んだら「それは警察」と言いその方が通報したそう。
パトカーが来る間、その方は家に入れず、外で待っていたそう。
「姑が化けて出てきたかと思って、怖かった。警察の人にも
もしかして、誰もいないかもしれない。」と、言ったそう。
玄関に靴も無く、洗面所に正座している白髪の老婆は幽霊に
思えたのだろう。
警察官が来て、一緒に家に上がり洗面所のドアを開けた警官が
黙っているので「いませんか?」と思わず聞いたって。
警官に「おばあちゃんの家じゃないから、行きましょう」と、
言われても「ここでいいんです」居座り、両脇から抱えられて
洗面所から玄関まで。ところがつかまる所があると、
そこをつかんで動かなかったそう。
玄関を出ても、抵抗を示し、家の中に戻ろうとし、警官も強引に
しないものだから、なかなか階段を下りなかったようで。

家に帰りたくないって、チラッとひどい仕打ちを家でされている
のかと思ってしまいましたよ。

そう言われた。苦笑するしかないよね。

その方も、舅・姑を看たようで、お話をしているうちに
「大変ねえ・・」と言ってくださったが。

結局、おばあがそのお宅に何時ごろから、上がりこんだかは不明

ただ大変に怖い目にあわせてしまった。
「怖がらせて、申し訳ありませんでした。」を繰り返してきた。

怖くて、何か着せるとか、お茶を上げるとか気が回らなかった。

そりゃ、そうでしょう。
私だって、その状況では怖い。

ここの階段は底板が無く、自分の姉も怖がって登れないのに、
下に置いてあった回覧板を持って、上がってきたようで
本当にびっくり。普段、知り合いが来るだけなので、ドアは
開けっ放しでした。今後気をつけないと、と思いました。
男の人でなくて良かった。
食べ物も置いてあったけど、手をつけていません。
キッチンペーパーを引き出していましたが。
私は何もしていませんから、電話だけで良かったんですよ。

そのお宅で、無体なことをしなくて良かった。
放り出さずに、いてくれて良かった。
認知症ということで、許さざるを得なかったのだろうが
分かってくれて、良かった。

当のおばあは、興奮状態なのか帰ってきても落ち着かず
疲れているだろうに、眠らない。
今夜は娘がおばあの隣に布団を並べて寝てくれる。

警察の書類、午後2時15分引き渡し完了。
行方不明に気がついてから約7時間。
なんとも不安な長い時間だった。
その後の世話、デイへの連絡、お礼に訪問。
結局一日、振り回されてしまった。
マア、無事に帰ってきて、めでたしめでたし〜〜?

そうね、おかげで食事もろくに取らず、ずいぶん運動が出来たわ。



ラベル:認知症 徘徊
posted by ふみ at 23:38| Comment(6) | TrackBack(0) | 徘徊の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふみちゃん、お疲れ様でした。
以前は、私も何度自転車で走り回ったか^^
勝手に上がり込まれたお宅にはご迷惑
だったかもしれませんが、
伯母様に何事もなくてよかったですね。
この季節、ずっと外にいたとしたらそれこそ・・。
ふみちゃんからのコメント通り、寝たきりは寝たきりで
いろいろ問題が起こります。
病院に入れることも考えて、今度は身体障害者の
申請もした方がいいらしく(経済的に)
かと言って病院があるかどうか・・・。
「無理ならわしが家で面倒みる」と言う父。
ありがたい言葉だけど、責任もって介護にあたってくれる父でないことは^_^;
食事の世話をしてくれるだけでも、
ありがたいと思わなければいけないんでしょうけど・・。

Posted by まま at 2008年01月30日 11:04
ふみちゃんお疲れ様でした!!
おば様ご無事で本当に良かった!!
どんなに注意していても、イロイロ策を練って
いても本当に隙間をついてやってくれますよね。
家も昨夜全てカギをかけたつもりでいたのですが
なぜか庭に居ました・・・・・
ご近所の協力や理解が本当に必要ですね。
でも勿論強制できないし。
おば様の事は勿論ですが一番にふみちゃんや
ご家族が参らない様にしたいですね。
勿論家もです・・・・・
Posted by メグ at 2008年01月30日 13:10
ままさんへ

コメントありがとう。
そうなの。昼ごろには曇ってきて雪が降りそうな
雰囲気で、このまま夜まで見つからなかったら
どうしよう・・と、色々なパターンを考えてしまった。
本当に良かった。

お義父様の意気込みや発言はありがたいけど
現実に出来るかどうかは別。
戦力の数に入れないほうがいいね。
より良い方向が見つかるよう祈っています。
そして、教えてね。
家の一歩先を進んでいらっしゃるようだから。
Posted by ふみ at 2008年01月30日 23:10
メグさんへ

ご心配いただいて、ありがとう。

気がつかなかったのか、と、言われてもねえ・・
無理だよね・・開き直りじゃないけど・・
家族のものが普通に出入りできないほど厳重に
戸締りするわけにいかないし・・
不思議と出来る時は出来ちゃうし。
分かる人だけにしか、分かってもらえない話し。
マア、見つかって良かった。
体力勝負ね。日頃から鍛えとかないと。
ともに、頑張りましょうね。


Posted by ふみ at 2008年01月30日 23:43
ふみさん、たいへんでしたね。
伯母様がみつかるまでの間のふみさんの気持ちを思うと胸が痛くなりますが、伯母様が怪我もなく無事に帰ってこられて本当によかったです。
私の知り合いのお母さんも俳諧するkとがあります。
そのお母さんは足が達者なので、家族が想像もできないくらい家から遠い場所まで歩いていきます。
度度、俳諧があるので、お母さんの着ている洋服に、本人の名前と電話番号を縫い付けていますが、先日も、家族がちょっと目を話した隙に、出ていってしまい、家から電車で3つも先の駅の交番から「ここにます」の電話があったそうです。

私の母も在宅の時にはいろいろとありましたよ。
普段全く歩けないのに、自分がなにかしたいこと、気になることなどがあると{することなどはないですが}、一人で歩いて二階mで行ったりしました。
そんな時は「変なパワー」がでるのでしょうか。
不思議ですね。

ふみさん、無理なさらないで少し頑張ってくださいね。
たくさん頑張ると疲れてしまいますからね。

いっも来ていただいて、ありがとう。
Posted by kouei at 2008年01月31日 09:39
koueiさんへ

コメントありがとう。
本当に、どこからそんな勢いが出てくるのでしょう。
パワーに驚かされています。
洋服に名前、書き込んでいるのですが全てには
行き届かなくて。今、名札を考えています。
簡単に取られないよう、気がつかれないよう
腕につけるものを。
いたちごっこが続きます。(笑)
Posted by ふみ at 2008年01月31日 17:22
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