2008年03月28日

2004年の頃

--*-- 1月

早朝、2階に上がってくるのが「くせ」になった。
午前6時前に寝室のドアを開けて「ケイサンはどこ?」
ケイサンとはおばあの実兄の名前。
「呼ばれたような気がするの。そこにいるのは誰?」
夫を指して聞く。

歩いて5分とかからない所にコンビニがあった。
そこへ買い物に行くことが出来ていた。
ある日は、いつのまにか、お弁当やおにぎり、おそばなど
たくさん買ってきた。帰ってきて
「あら?何処に行ったのかしら? 何もしないから怒って帰って
しまったのかな?」と、真顔で言う。
どうやら、実妹が遊びに来ていたと、思い込んでいた。

お稽古事はやめたが、習字だけは、お手本を本部から送って
もらい、作品を届けると評価をしてくれる。通信教育みたいな
形で続けさせていた。おばあから習っていた方がご近所だった
ので4人で一緒に。
準備をして、手本を置くと書けていた。
が、わからないのに、この手本は今月のでは無いとか言って
古いものを出してきて書いたり、手本の模写はいいのだが
名前まで模写になり、結局つきっきりで見ていないと書けなく
なった。本人は思い込みで言い張るし、提出期日迄に仕上げない
と皆様に迷惑かかるので、書かせるのに喧嘩のよう。
私がくたびれてきて、抜けさせてもらった。


--*---*--2月

私、頭がおかしくなって、わからなくなってきた。と言うように
なった。

TVのリモコンを持ってきて、これでお風呂をつけたけど
切るのはどうしたらいい? 

お風呂の「自動」がついていると、水があふれてしまうと言って
「そのままでいい」と教えるのに何度もやってきてはサッと
切ってしまう。

---*---*--春

実家に帰る。が始まる。

私のことが実姉のヒササンになる。
「ヒサ姉さん、いない?」と、声をかけてくる。
これは、今も続いている。ちゃんと「フミチャン」とわかって
いることもある。

徘徊の前兆か、デイサービスの人が迎えに来るのを早い時間から
外で待つ。待ちきれなくて、歩いていってしまう。
迎えが来たときに、姿が無い。

---*--*---* 秋

実家に帰ります。が、時々出てくる。
荷作りをする。玄関に布団を運び、空の靴箱に鏡とか衣類を
入れて紐で縛ってある。
実家に誰がいるの?と聞くと
親や兄弟がいるという。
親はいくつになったの?
「80。あれ? 私がその位だね。」正気に戻る?

夜中に2階に上がってくるのも、まだ続いている。

鍋に水を張り沸かすのも、時々する。

トイレが見つからないんです。
そうして風呂場のドアやタオル入れを開けて言う。

私の牛乳何処に置いてあるの?
流しを見たり、食器棚を開いている。冷蔵庫に気がつかない。

仏壇に線香が何本もたかれている。
「どうしたの?」皆さんが来たから。
誰も来ていないのに。
これを機に、仏壇からマッチや線香をすべて片付けた。

現実に起こっていないことが、おばあには見えるらしい。
楽しい話が多くなってきた。
皆さんは何処?
赤ちゃんを連れたおばさんがいたでしょう。
(どこの?誰のあかちゃんなの?)
このうちの赤ちゃん。兵隊さんの赤ちゃん。
?????

夜中に大きな声で、寝ながら歌を歌う。

混沌とした世界。








posted by ふみ at 17:00| Comment(2) | TrackBack(0) | これまでの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふみちゃんさま、とっても良く覚えてらえるのでですね。びっくりです。
私は断片式な事しか頭にに残っていません。
ショートステイから帰ってきた父、より一層痴ほうが進んだように感じます。テレビのリモコンが触れてのが出来なくなり言語障害もひどくなり、食欲はあまり変わりませんが、ちょっと減ったようです。寝ることに関してはステイに行く前よりもっ寝るようになりました。ひとまわりもふたまわりも老化した感じです。
Posted by run at 2008年03月29日 23:22
runさんへ

覚えてないわよ。
メモを書いていたの。
それを見て、、、見ると思い出すの。
こうして、何年も経ってみるとボケの変遷が
あること、確実に進んでいることがわかります。

お父様はショートステイで刺激も無く、静かに
過ごしていたのでしょうか?
操作や言葉を忘れてしまうなんて。
また、しばらく家で過ごすと、戻ってくるかな?
環境の変化って、怖いですね。
どうなっていくのでしょう?
Posted by ふみ at 2008年03月31日 23:13
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